流山のライフスタイルを花で彩りたい

Neuk toi le fleuriste 谷口真由美さん

はまったきっかけはブライダル

母が花好きで、散歩の途中に咲いている花の名前を教えてくれたり、花は小さなころから身近にありました。あるとき、庭に咲いている花を生けたら、生けるセンスがないと感じて、近所で有名な花屋さんのレッスンを受けることにしました。でも、そこでは花にはまることはなかったんです。
自分の結婚式で花の装飾をその花屋さんにお任せすることになり、花屋の仕事を身近に見ることができて、そこではじめて面白いと思いました。子どものころから漠然と一生働き続けたいと考えていたのが、この仕事なのかもしれないと。

流山に転入して花屋に勤務

出身は名古屋です。結婚を機に関東へ引っ越すことになり、土地勘もない中で流山を見に行きました。街がきれいで、緑が多いところに惹かれ、流山に転入を決めました。
流山で花屋の仕事を探しましたが、自宅から徒歩圏内でそもそも花屋が少ないのと、当初フルタイムで土日勤務というのは出来れば避けたいという気持ちもあり、仕事を見つけるのは簡単ではありませんでした。最終的に土日どちらか勤務という条件で仕事に就いたのですが、仕事が本当に楽しいんです。もともと造形が好きなこともあって、花のアレンジメントは共通する部分があるかもしれません。
花屋の仕事は水も花も重くて力仕事だし、基本立ちっぱなしなので体力的にはつらいこともあるのですが、花で人が喜ぶ姿を見られたり、人生の大事な節目に関われるので、体力的なつらさを超える嬉しさがあります。不思議なことに、花を仕事にするようになって体調も良くなったんですよ。これまでの経験はすべて、この仕事のためにあったのではないかと思うほどです。

市女性向け創業スクールに参加

いずれは自分で独立してやってみたい気持ちがあります。アレンジメントもその人に合わせてもっと自由にオリジナルでつくりたい、また花を使った空間装飾もしたい、映像もつくってみたい、などやりたいことは多岐にわたります。
それらを流山でやるとしたらと情報収集していたときに、市女性向け創業スクールを見つけて、参加しました。スクールの参加者は多様なスキルや想いを持っていて、今後もコラボレーションできそうです。そんなつながりができたことが、スクールに参加しての一番の財産だったと思います。

日常的に花が暮らしにあるスタイルが夢

家庭の事情によりフルタイムで働くことが難しい、でもスキルは持っているという方が活躍できる場をつくりたいし、流通のあいだにロスしてしまう花も活用していきたい。自分のやりたいことを自分の責任を持ってやっていきたいです。
流山は人口が増えて話題のまちですが、人口だけでなく、日常的に花が身近にある暮らしなど、ライフスタイルも他と違うといったイメージができればいいなと思っています。花の需要が高い国は幸福度も高いというデータもあるので、流山がそんなまちになったらという夢があります。

.

おすすめの記事