流山の中古戸建てをリノベーション
大学卒業後、都内で就職しました。通勤できて、実家の茨城とちょうど中間地点ということで流山に住み始めましたが、平日は仕事が忙しくて職場と家の往復だけ。流山のことはあまり詳しくないままでした。でも、住んでいて不便は感じず、むしろ住みやすかったので、結婚後も流山に住み続けることにしました。夫婦で自然が多い場所で育ったので、子どもができて家を持とうとなった時も、庭のある戸建てを探しました。
夫も私も建築出身で、戸建てといっても新築ではなく中古でリノベーションができる物件を複数見て回りました。今の家に決めたのは、やはり流山だったからです。また家主さんが自分の親世代の方で、実際に住まわれている様子を見ることもできました。
建築の世界からバルーンアーティストへ
建築の仕事はとてもハードで、体調も崩しがちの中、こんな状況で将来子供を産み育てる事ができるのか不安でした。夫が「バルーンをやってみたらどう?」と背中を押してくれたこともあり、仕事を辞めてバルーンアーティストの道に進むことにしました。というのも、バルーンアーティストの母を手伝っていた経験があり、この仕事の魅力も知っていたからです。
バルーンアーティストは、お客さまの喜ぶ顔が見られて直接会話もでき、とてもやりがいがあります。イベントに出店すると、子どもがおこづかいを握りしめて買いに来てくれたりして、嬉しくて“きゅん”となります。
「ナガレヤママムズ」との出会い
市内で開催されたイベントにバルーンアーティストとして参加したことが、「ナガレヤママムズ」を知るきっかけでした。「ナガレヤママムズ」は、流山を中心としたママ友づくりコミュニティですが、それまでの私は、ママ友って本当につくることができるんだろうか、と考えることもありました。でも、ここに参加しているママ同士は本当に仲が良くて雰囲気も良く、私も加わりたいと思ったのです。
「ナガレヤママムズ」は主に3歳くらいまでのお子さんを持つママたちのコミュニティです。“たった一人でも本当に深く長く付き合えるママ友をつくる”ことを目的に活動していますが、その理念にも共感しました。私も子どもが産まれてすぐは近所に友だちが少なかったのですが、「ナガレヤママムズ」に参加することでつながりができました。
「ナガレヤママムズ」現代表に
流山にあらたに引っ越してこられた子育て中の方は、「まわりに知り合いがいない。」「近くに子育てを相談できる人がいない。」と悩んでいるように感じます。私もそうですが、「ナガレヤママムズ」に参加して知り合いができて孤独から救われたという声を聞いています。
産休明け、育休明けのメンバーは、職場復帰するとリアルな交流会への参加が難しくなることもあり、毎年参加メンバー、運営が入れ替わります。そのタイミングで、恩返しの意味も込めて代表になりました。代表とはいっても私が引っ張っていく感じではなく、メンバーが積極的に参加してくれて、みんなでつくっています。でも、実は育休明けでリアル交流会に参加が難しくても、2,3割は継続してメンバーに留まってくれていて、本当にありがたいなぁと思います。
前年度は、約100人のメンバーでしたが、今年度は2か月ですでに40人ほどになっています。月1回のリアルな交流会には、新しい方が10人くらい参加してくださり、今後も増えていきそうです。できるだけいろいろな方と話せるように、出身地別や血液型別などに分けてトークしたり、参加者同士敬語を使わないことを推奨したりしています。
これからはリアルでやりたいことがあります
コロナ禍ではオンライン交流が中心でしたが、「ナガレヤママムズ」のつながりには助けられた気持ちがあります。これからはリアルな場も少しずつ作っていきたいです。メンバーの得意を活かした、お菓子づくりの会やハンドメイドの会、土日にイベントを開催することで家族ぐるみでお友だちになれるきっかけも作っていきたい。
バルーンに関しては、今までは結婚式メインだったバルーン装飾がお子さんの誕生日を祝う需要もあることが分かったので、自分で装飾できる技術を伝えるバルーン教室を自宅で開催しようと考えています。わが子の誕生日を、自分のバルーン装飾でお祝いできたら嬉しいですよね。「ナガレヤママムズ」は、それらのヒアリングもできるし、メンバーが口コミで広げてくれたりして、相乗効果も感じているところです。
これまでもこれからも、流山での暮らしを自分らしく楽しめたらと思っています。