令和6年度の市民モデルに選ばれた大杉さんご家族。5年前に埼玉県から引っ越してきて、いまは二児の子育て中。一家の母である沙也加さんは「子育て世代が多いと聞いていたけれど、いろんな世代が楽しそうに暮らしているのは意外な発見でした」と語ります。流山市に来て新たに芽生えた夢も教えてくれました。
まちの活気に背中を押され、はじめて遊びに来た日にマンションを契約
もともと船橋市出身で千葉県内に友人が多く、「いま活気があって盛り上がっているまち」として友人間で話題になっていたのが流山おおたかの森でした。まちの評判を何度も聞くうちに気になって、ある週末に思いきって夫を誘って、おおたかの森に遊びに来てみたんです。来てみたら、聞いていた通り子どもも多くて、まちには緑がいっぱい。駅もキレイで、周辺で全部完結するような便利さも。
まちの明るさに心が動かされて「ちょっと入ってみようよ」と駅前の不動産屋さんに夫を連れて行き、その場で賃貸契約を決めてしまったんです。夫にしてみたら、気軽にショッピングセンターに来たつもりが、まさか家を決めるなんて、とびっくりしたはず(笑)。
「いろんな世代の人が楽しく暮らせるまち」という意外な発見
住み始めたら、想像していた以上にまちの活気をいたるところで感じました。毎週のように市内でイベントが行われてみんなが集まっていたり、総合運動公園で行われる市民まつりもすごく賑やかで。住んでみてさらにこのまちが好きになって、娘が生まれる前に駅前のマンションから戸建てに移り住みました。

閑静な住宅街だけれど、近くの公園に行くと賑やかさを感じられる。そのちょうどいいバランスが気に入っています。コロナ禍の塞ぎこみがちな時期も、このまちだから乗り越えられた気がします。
公園ではいろんな保育園の子どもたちが遊びに来ていたり、おじいちゃんやおばあちゃんがグラウンドゴルフを楽しんでいたり。子育て世代が多いと聞いていたけれど、いろんな世代の人たちがイキイキと楽しく暮らしているというのは、意外で嬉しい発見でした。
家の近くが大通りなのですが、ちょうどいい場所に横断歩道がなくて。車道を横切っていく子どもたちが多く、危ないなと日ごろから心配に思っていたんです。そんな時に、流山市には市長への手紙制度があることを知り、信号を設置してほしいと試しに送ってみました。するとすぐに返事が来て「信号は位置の都合上難しいのですが、対策を検討します」と書いてあって。そのあとすぐにガードレールのようなものが設置されて、そのスピード感にびっくり! 一市民の声もちゃんと聞いてくれるまちなんだ、と安心感が芽生えました。
尊敬できるママ友の影響で、自分の夢ができました

引っ越してきた当初は都内に勤務していましたが、コロナ禍や妊活もあり仕事を辞めました。でも落ち着いてきた頃に、働きたい欲がだんだんと湧いてきて。市内の小学校でスクールサポートスタッフを募集しているのを市のHPで見かけて、応募してみたんです。半年くらいそこに勤めたあと、別の学校の特別支援学級のお手伝いをすることになりました。どちらの学校も先生たちが和気あいあいとしていて、子どもたちにとって素敵な学校があるということを肌で感じられたのは良かったです。
今は子育て真っ最中。娘を連れてリトミックの教室に通っているのですが、そこで知り合ったママ友がみんな好きなことを仕事にしていたり、資格を取って個人事業主として働いていたり。活動的な彼女たちから、すごく刺激をもらっています。私自身も、いつかは子どもの手形アートを仕事にしてみたい!という夢ができて、先日、教えるための資格も取得しました。市内のイベントに出店することが近い将来の目標です。このまちに来て、尊敬できるママ友がいる環境に幸せを感じています。