こどもだけじゃない。親だって成長してる。⑥ -チバさんの場合ー

 チバさんは、2022年11月24日に父になった。
 親になったチバさんは、親になるための準備を、親になる前からはじめている。子どもが生まれる前に、自分が親になるための準備ができていなければならないと考えたからだ。
 「埼玉県春日部市に住んでいたのですが、妻の妊娠がわかってから、子どもの成長のためには何処で暮らすのが良いか調べました。そこで、『母になるなら、流山市。』『父になるなら、流山市。』のキャッチフレーズが目に入り、子育てにやさしい街だと信じ、2022年5月流山に転居してきました。」
 現在都内で会社員として勤務しているチバさんは、人との関係をより良くするために、さまざまな資格を取得し、スポーツ指導員、水泳指導員資格、ボクササイズのインストラクター資格などスポーツ関係の資格だけでなく、接客員資格も取得している。

赤ちゃん

 その資格を用いてチバさんは、子どものスイミング教室や大人のダイエット教室の先生をしていた経験を持っている。教育の現場で培ってきた経験を基に、チバさんは流山市転入直後から子どもたちの英語力アップをお手伝いするボランティア活動をはじめている。
 「流山市に転入したのは、子育て環境の魅力もありますが、市が子どもの英語教育にチカラを入れていることも大きな理由です。これからの子どもたちは、わたしたち親世代よりもっとグローバリゼーションの波にさらされるはずです。いまよりさらに英語が必要になるのは間違いないので、流山市の英語教育への姿勢には共感を持っています。」

家族3人

 チバさんには仕事で英語を使用する機会があり、独学で英語を勉強し、TOEICスコア735点を獲得。独学での英語学習スキルが、子どもたちの英語力アップのための、また、市の英語教育の下支えになれればと思い立ち、ボランティア英語教室を立ち上げようと考えた。
 「流山には転入したばかりで土地勘もなく、どこに相談したら良いのかわかりませんでしたが、家に投函されていた『広報ながれやま』で紹介されていた市民活動推進センターについての記事を見て、センターを訪ねてみました。
 チャレンジしたい思いをセンターの方に伝えたところ、自分ができそうな方法を一緒に考えていただき、そのおかげで、流山市生涯学習センターの会議室を借り、毎週日曜日にボランティア英語教室を開講することができました。」
 チバさんは縁もゆかりもない流山に5月転入し、6月には教室を立ち上げるチラシを生涯学習センターに掲示した。チラシを掲示してすぐに、小学生6人が教室に参加し、妻が出産し子どもが生まれた現在もほぼ毎週日曜日教室を開いている。

歩いている

子どもにはこの街が故郷となる

 「英語教室の開講は、生まれた私の子どもが暮らす環境をより良くしたいという気持ちからはじまっています。
 子どもにとっては、流山市が故郷になります。子どもが育ち、暮らしていくまちの活性化に向けたまちづくりの一助として、地域の学生に英語教育を提供し、60 年後の流山市が日本一グローバル化しているよう未来を創っていきたいとの思いでボランティアでの英語教室をはじめました。
 子どもが暮らす家、街を良くしていく事が、子どもの健やかな成長を促進する地域づくりにつながると、私は信じています。活力ある良いまちにしていくためには、ひと任せではなく、自分のような親世代が良いまちになるよう意識をもって活動していくことも必要、とも私は考えています。
 より良い街づくりの一助になれるよう、私自身が親としても人としても育っていけるよう、何事にもトライしていきたいと思っています。」
 チバさんは現在育休に入り、夜泣き対応やオムツ交換など、はじめての子育てと格闘しているようです。
 「すでに4kgを超えた子どもを毎日抱っこしているので、腕はパンパン、腰はガクガクです(笑)。健康に育ち、可愛い笑顔を見せてくれる子どもと暮らすいまのこの時間を、本当に愛おしく幸せだと感じています。」

ご家族写真

ボランティア英語教室流山

母、父になったことで、
あたらしい自分に出会った。あたらしい能力が開花した。

そんな、あなたの『#親だって成長してる』エピソードを教えてください。

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