「流山市と人をこよなく愛する」がキャッチフレーズです

ささやかに楽しめる空間づくりのお庭を

結婚して子どもができ、隣の松戸市から流山市へ転入しました。お隣なので、流山市のことは前から知っていましたが、ここ10年ほどの変化がすごいですね。
家を買って、ささやかに楽しめる空間としてお庭づくりの相談ができるところを探しましたが、自分にぴったり来るところがなくて。だったら自分でやってみようかと、とグリーンアドバイザー資格を取得しました。園芸ショップ勤務、庭師に弟子入りして剪定をするなどの経験を積みました。

結婚式場でプランナーとして働いていた時に、お客さまとの会話で好みをお聞きしながら提案し、全体をつくっていくことが好きでした。お庭もお客さまの好みの色やテイストがそれぞれ違うので、ガーデンプランナーとして、お客さまの「こんなイメージにしたい」が形になるときにやりがいを感じます。

無人花屋から口コミで広がる

自宅の前に無人花屋「クリザンテーム」をやっています。他ではあまり見ない、ちょっと珍しい植物を置いていて、気に入ったものがあれば購入し、ポストにお金を入れていただく方式です。店員さんがいないところで、自由にお買い物をしていただきたいという思いで無人にしているのですが、みなさんルールを守ってお買い物を楽しんでくださるので、続けられています。やはり流山は良い人が多いですね。

無人花屋で購入した植物の育て方を、リアルに会ったときに聞かれることもあります。それにお答えしていたら、口コミが広がっていき、お庭の相談やご近所でのワークショップを行うことになりました。
植物は、それぞれ合った育て方や水やりのタイミングなどのコツがあります。コツをつかむと、枯らしてしまったり、成長しすぎて扱いに困ってしまったりなどのお庭づくりの失敗をしづらくなります。それらを伝えると、ありがたいことに季節ごとにお庭のサポートをしてほしいといわれるようにもなりました。

流山での楽しい記憶が残れば嬉しい

昨年6月に、「きまぐれ駄菓子屋 菊池堂」をつくりました。月曜日から土曜日の15時から18時まで、きまぐれに(笑)オープンしていますが、すごい反響で子どもたちの中には「ここが大好き!」と毎日来てくれる子も多いです。ここでは、“駄菓子屋のおばちゃん”として、子どもたちの学校での話を聞くのが楽しいです。
大きな商業施設も良いですが、ローカル空間でお買い物体験をすることで、子どもたちが大きくなったときに「あぁ、そういえば友達と駄菓子屋行って楽しかったな」と懐かしい記憶として残れば嬉しいと思ってやっています。
ここをつくるときにも、廃材の木を利用して庭師時代の仲間たちにサポートしてもらいました。

流山が好き、人が好き

私のキャッチフレーズは「流山市と人をこよなく愛する」です。流山市がこれからも盛り上がっていければという思いがあります。そして、子どもたちがこの街で笑顔で過ごせたら一番です。
今でも保育園で教える機会はあるのですが、今後は、植物の育て方を子どもたちに伝えていきたい。学校でアサガオなどの栽培以外では、植物の育て方をあまり習うことがありません。家の掃除や片付けと同じように、植物もメンテナンスをしていって、育て方のコツを知っていれば、大きくなってからも植物と仲良く豊かに暮らせると思います。
愛する流山で、緑とともに成長していきたいです。

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