いきものを通じてコミュニケーションを

兄・市川正喜さん、弟・市川正美さんは地域で動物とのふれあいをつくる「まちの動物園」をふたりで始め、活動しています。

「まちの動物園」を立ち上げ

鹿児島の動物園で飼育員をしている正喜さん。地球には菌や植物が多く存在し、人間も含めた動物はほんのわずか。動物の飼育で得た知識を伝えることで、動物を想う気持ちやSDGsを考えるきっかけになればといいます。
生まれ育った流山で、「まわりみち広場」というコミュニティプレイスを運営し、近所の人とごみを拾い、コーヒーを飲むイベント「Cleanup&Coffee Club」(通称CCC)も行っている正美さん。
ふたりが組めば、動物と触れ合うことで、街であらたなつながりをつくれるのではないか、お互いのやりたいことを実現できるのではないかと、「まちの動物園」を立ち上げました。

イベントや学童保育で「まちの動物園」を

夏に流山総合運動公園で開催された市民発のごみ拾い企画「流山クリーン大作戦」で、動物と触れ合うミニコーナーをつくりました。そこに、学童保育を運営されている方が参加していて、その縁から学童保育で「まちの動物園」をやることになりました。
当日は、カメ、にわとり、ひよこのえさやり体験や、動物ミニ講座が行われ、子どもたちからは「近くで見るの初めて!」「えさやりは難しいんだね。」などの感想や、たくさんの質問も寄せられました。学童保育の指導員の先生からは、「自分たちでは難しい非日常体験を子どもたちに提供してもらえるのがありがたいです。」との感想もありました。

4月からは本格始動します

兄の正喜さんが、まもなく流山に戻ってきて、「まちの動物園」を法人化して本格始動します。「動物との共生を想う人を増やしたい」という思いの元、自分たちの活動で流山を盛り上げていけるように、活動を加速させていきたいとのことです。

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